先日、全国的に春の嵐が吹き荒れましたね。この冬も終わりを告げ、春がやって来るようです。
春は別れの季節でもあります。海神支部にもまた別れの時が訪れました。
塩塚ファミリーのゆうこ先生とひのみ先生が2月28日をもって、一度空手から離れられる事となりました。ゆうこ先生は仕事の関係、ひのみ先生は学業に専念されるため。どちらも前向きな旅立ちではありますが、昨年10月のひな先生に続き海神支部を盛り上げて頂いた塩塚先生一家が来られなくなるのは非常に寂しく残念であります。
ひのみ先生は私が海神支部に来たときには既に高い完成度の技術と優美さを持っており、また年齢を聞いて驚いてしまう程の落ち着きと振る舞いがとても印象的でした。
子供達にとっては優しいお姉ちゃんで小さい子達の悪ふざけに時に困りながらも楽しくお世話や指導してくれていました。
その優しく可愛らしい見た目とは裏腹に、試合になった時は内なる闘志と静かなる集中力でどんどん勝ち進んでいく姿は、ヒーローもののアニメを観ているような爽快感さえありました。
黒帯をとってからの技と立ち振舞の成長にも非常に驚かされました。
ゆうこ先生はまさに春の暖かさと嵐の様な強さを兼ね備えた方でした。
柳心舘に来られて8年半も空手に打ち込んで来られたそうです。空手が好きで、海神支部が好きで、何よりも子供達が好き。いつも子供達のために楽しいイベントやご褒美を考えて下さいました。
子供に対しても大人に対しても常に一生懸命、時に厳しくでも決して見捨てたりはしない。いつも勇気を与えてくれる指導がとても好きでした。
自身の空手への探究心も非常に高く、とにかく練習とにかく鍛錬。その稽古の積み重ねの上に完成された型は誰が観ても圧倒される美しさだったと思います。
そんな塩塚先生一家の企画で最後の稽古は少年大会が開催されました。第一回海神支部少年大会、通称:塩塚杯(←管理人が勝手に名付けましたのでご容赦を!)
色帯さんにとっては一年以上ぶりの白帯さんにとっては初めての試合となりました。
人数こそ少なくはありましたが、緊張あり、笑いあり、成長あり、そして笑顔いっぱいの大会となりました。ひな先生も駆けつけてくれて、試合後は先生方による演舞も披露頂きました。すごくカッコ良かったです!!塩塚先生方、企画・開催、本当にありがとうございました。
これで暫く塩塚先生一家とはお別れになります。先生の事です、中途半端なことはされないでしょう。だからこそ区切りをつけて空手から離れる決心をされたんだと思います。
でも、我々が空手を続けていれば、また一緒に稽古できる日は来ると信じています。その日が来るまで先生が最後に言っていた言葉を胸に、徳を積みながら日々精進していきたいと思います。
今まで本当に本当にありがとうございました。
管理人T.K.
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